<7月講義> 歯科医師から起業家へ:「行動量×人脈力」

講師:古市 蒼(ふるいち あおい)さん
株式会社A.I.M 代表取締役|27歳

目次

起業は「行動量×人脈づくり」で切り拓ける

 最近、「事業づくりの学校」で講師を務めた古市さんは、歯科医師から異色のキャリアチェンジを遂げた注目の起業家です。古市さんの歩みには、圧倒的な行動量と人脈づくりの大切さが随所にちりばめられていました。起業に興味があり『事業づくりの学校』への参加を検討している方は、ぜひ古市さんのストーリーからヒントを見つけてみてください。

起業前から見せた行動力

 古市さんは北海道大学卒業後に歯科医師として勤務していましたが、「このままでいいのか」と自身のキャリアに疑問を抱いていました。専門医や認定医への道、あるいは自分の歯科医院を開業するといった選択肢もありましたが、どれもしっくり来ない。

 そこで、まず古市さんが始めたのは、SNSマーケティングの副業でした。デジタルの分野に元々興味があった彼は、「これからの時代に絶対必要なスキルだ」と確信し、仕事の合間を縫って独学でSNSマーケティングやAI開発について学び始めます。最初は小さな一歩でしたが、その情熱は少しずつ周囲にも伝わっていきました。ある日、勤務先の近くにあったラーメン屋のオーナーから「うちのSNS運用を手伝ってくれないか」と頼まれます。古市さんは喜んでこの依頼を引き受け、試行錯誤しながらお店のSNS発信を支援したのです。

 この最初の副業で成果を出すと、それを聞きつけた他の店舗や企業からも「うちもお願いできませんか?」と声がかかるようになりました。その広がり方はまさに紹介(リファラル)によるご縁です。古市さんは営業らしい営業をしたわけではありません。誠実に目の前の依頼に向き合い成果を出すことで、満足したクライアントが次のクライアントを紹介してくれたのです。

  「ありがとう、助かったよ」という言葉が次の仕事へとつながっていく――そんな経験を重ねるうちに、副業はいつしか本格的な事業の形になっていきました。こうして一年ほどが経った頃、古市さんは歯科医との兼業で株式会社A.I.Mを設立し、自ら起業家の道へ踏み出すこととなりました。

人脈づくりの工夫

 事業を軌道に乗せていく上で、古市さんは人脈の大切さを痛感します。元々異業種の世界に飛び込んだ彼にとって、頼れる仲間や相談できる先輩の存在は何より心強いものです。そこで彼が始めたのが、普段の生活圏から一歩外に出て様々な人と出会う工夫でした。たとえば仕事終わりに少し勇気を出して、知らない人が集まるバーに足を運んでみる。最初は緊張しますが、カウンター越しに「何のお仕事をされているんですか?」と声をかけると、思いがけず話が盛り上がることもあります。そうしてできたご縁が、後日「実はこんなイベントがあるんだけど来てみない?」と新たな紹介につながることもありました。古市さんは人との出会いに無駄はないと信じ、時にはバーというカジュアルな場でも積極的に人と関わっていったのです。

 さらに彼は、「タイミー」というスキマバイトアプリも活用しました。タイミーは短時間のアルバイトに入ることができるサービスですが、古市さんはこれを単なる収入目的ではなく「新しい現場に飛び込むチャンス」として使いました。飲食店のスタッフやイベントの手伝いなど、普段の歯科医師業では出会えない現場であえて働いてみる。
そうすることで、自分とは異なる業界の人々とも自然に繋がることができます。実際、タイミー経由で様々な業態・職場を経験した人の中には、「100回以上現場に入ってたくさんの人と出会えた」と語る方もいるほどです。

 古市さん自身も、そうした現場での一期一会の出会いから多くの刺激を受け、新たなビジネスのヒントを得たり仲間が増えたりしました。「知らない世界に飛び込むのは怖い。でも、その一歩の先で必ず誰かが待っている」と彼は実感したそうです。こうした地道な人脈づくりの積み重ねが、彼の事業を下支えする大きな財産になっています。

学びを実践へ活かす習慣

 古市さんは学んだことをすぐ実践に移す習慣を大切にしています。行動力と人脈によって得た知見も、頭の中に留めずアウトプットすることで初めて価値を生むという考えです。例えば、先輩起業家から教わったマーケティング手法があれば翌日には自社のSNS運用に試してみる、講義で印象に残った学びはその日のうちにメモやブログに書いて発信する、といった具合に素早く行動に移しました。インプットに対して圧倒的なアウトプット量で応えることで、自身のスキルを高めるだけでなく周囲からの信頼も得ていったのです。

学んだらすぐ試す

新しい知識やアイデアは聞くだけで終わらせず、まずは小さくても実践します。結果が出れば自信になり、失敗しても次の改善材料になります。

積極的に情報発信する

SNSやブログで自分の学びや取り組みを発信することで、人脈に対して「この人は挑戦している」「役立つ知識を持っている」と印象付けます。発信は自分自身の理解を深めるアウトプットでもあり、一石二鳥です。

信頼は日々の積み重ね

どんな小さな約束や依頼ごとも誠実に対応し、結果で応えることで信頼を築きます。紹介で繋がったお客様には期待以上の価値提供を心掛け、その積み重ねがさらに質の高い紹介へと繋がっていきます。

 このように、アウトプットの習慣が古市さんの周囲に安心感を与え、「任せても大丈夫」「一緒に仕事がしたい」と思わせる信頼を生み出しているのです。

おわりに

 古市さんのエピソードを通じて、「行動量」と「人脈づくり」がいかに事業づくりの原動力になるかがお分かりいただけたのではないでしょうか。歯科医師からまったく新しい世界に飛び込みゼロから事業を起こした古市さんも、最初は手探りだったはずです。しかし、まず動いてみる勇気と人との繋がりを大切にする姿勢によって、次第に道を切り拓いていきました。大量の行動を積み重ねる中で失敗や試行錯誤もあったでしょうが、それこそが学びに転じ、信頼できる仲間との出会いに繋がっています。何もせずに悩むより、小さくても一歩踏み出してみること。そしてその一歩を支えてくれる人との出会いを大事にすることが、未来を大きく変えるのです。

 あなたも「何か始めてみたい」と感じているなら、今日からできる小さな行動を起こしてみませんか?

 そして、もし「ひとりでは不安だ」「もっと学びながら仲間を作りたい」と思ったら、古市さんがより深い学びを求めて飛び込んだ、『事業づくりの学校』をぜひ覗いてみてください。古市さんのような実践者からの失敗談・成功談や事業の作り方のノウハウが、この学校では共有されています。同じ志を持つ仲間たちと切磋琢磨しながら、自分の事業づくりにチャレンジできる絶好の環境です。私たちと一緒に、あなたの夢への一歩を踏み出してみましょう。

【勇流】事業作りの学校、開講しています!

上記の内容や、他の失敗事例、成功事例の共有、事業の作り方は『事業作りの学校』でお伝えしています!

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この記事を書いた人

勇 翔太のアバター 勇 翔太 次世代株式会社 代表取締役

はじめまして、次世代株式会社、代表の勇(いさみ)と申します。私は平成元年生まれで3児の父、児童施設出身です。人脈・お金・学歴なしの状態から19歳で起業し、自分で商売をおこなってきました。就職した経験はありません。チャレンジと失敗だけは誰よりもしてきました。事業も50個以上はおこなってきました。社会の光と闇、両方を見てきました。それでも今なお、失敗の連続です。でも、だからこそ『私にしかできないこと』があると考えています。若者がより活躍できるよう、まずは私自身が誰よりも挑戦し、次世代の豊かな未来を創るために行動します。

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