カルノリレンタカーとは
みなさん、カルノリレンタカーという企業は知っていますか?
最近では知っている人も多いと思いますが、
改めて、カルノリレンタカー(以下カルノリ)とは、
『事業作りの学校』を運営されている勇さんと黒田さんが経営されている中長期専門のレンタカー会社です。
1週間〜1ヶ月借りたいというような人がメインのお客さんになります。(もちろん数日間の観光利用のお客さんもいます!)
今年3月で3年が終わり、ちょうど4年目に突入しますが、
昨年4月には令和の虎で完全ALLを達成したり、現在は全国に35店舗のFC展開に成功したりなど、今最も勢いに乗っているカルノリ。
今回はその成長戦略について、黒田さんからお話ししていただきました!
対外的基本戦略
『量より質を追う』
対外的基本戦略とは、会社の外に対して発信している戦略だ。
その中で、カルノリでは『量より質を追う』ということを大切にしている。
例えば、近い将来に全国100店舗のFC展開に成功したとき、それを100社で到達するのではなく、30社で到達したいという考え方だ。
30社で100店舗ということは、1社あたり約3店舗経営することになる。
FCオーナーさんは経営者なので、利益が出ないところに投資はしない。
利益が立つからこそ3店舗経営するのだ。(実際に、カルノリでは複数店舗経営されているオーナーさんが多い)
ということは、すなわち『質のいい経営』が必要になる。
カルノリでは、徹底的に質にこだわった経営を追求している。
社内的基本戦略
『一般的に良し、すべきと言われていることの真逆を行う』
例)
・会社に立派なオフィスが必要だ
→なるほど、立派なオフィスは不要なんだ
・加盟店を増やすには営業マンを増やして営業をするべき
→なるほど、加盟店を増やすには営業マンを不要として考えることが正解なんだな
・加盟店、顧客が増えていけばコール(サポート)センターが必要
→なるほど、コールセンターを作らなくても済む仕組みが大切なんだな
カルノリでは、一般的に良し、すべきと言われていることをしなくて済むような仕組み作りを徹底して行っている。
今の時代、正解は逆側にしかない!
フランチャイズ展開に必要な要素
カルノリに限らず、どんな仕事でも必要な要素はいくつかある。
そのときに、一般的にはこれらの要素を強化するために何十人という人員が必要だと考える。
事業を伸ばすときには、人が必要という考えだ。
一般的には良し、すべきと思われているが、はたしてそれは本当なのだろうか?
カルノリでは、その真逆の運営をどうやったら実現できるのかを考える。
人員が全く不要なわけではないが、考え方のシフトチェンジを行えば違ったやり方が見えてくる。
加盟店集客
そもそも『増やそう』とするからしんどい。
営業も一緒。
案件を獲得しようとするからしんどくなる。
なので、そもそもそれを放棄する。
●広告で新規加盟店を募らない
→お金もかかるし、疲れる
●既存店舗が増やしたくなることを第一優先で考える(アップセル、クロスセル)
→どんな事業でも一緒。例えばHP制作の場合でも、作って終わりではなく、既存のお客様から追加発注いただくためのコミュニケーションや、他のお客様の成功事例の共有などを行う
●『増やす』ではなく『増える』
●100店舗100社ではなく、100店舗30社の方針をとる
そうすることによって、「加盟店を増やすために営業マンが必要だ」「広告を出さなくてはいけない」という一般論の真逆の選択をとっていくことができる。
しかし、実際に実行するのはハードルが何個もある。
なので、思想、概念をしっかり共有して、アクションプランを立てることが重要になってくる。
店舗開発(オープン準備)
●やるべきことが決まっていればそんなに大層な業務ではない
●やるべきことは全てマニュアルと動画にまとめればいい
→A店舗が出店するときにはそのマニュアルと動画を渡せばいい、B店舗、C店舗でも同じ。
大事なのは、A店舗に伝えたいことをBCD店舗にも伝えられるように動画やドキュメントにまとめてストックしておくこと。
●むしろ既存店舗が2店舗目、3店舗目を出せばほぼ不要
→やり方がわかっているので、本部が指示しなくても自発的に店舗開発ができる。
実際にカルノリでは、3年で35店舗に増えても正社員はいない。(業務委託や事務員さんはいる)
勇さんと黒田さんの二人で始めたときから業務量は変わっていない。
それは過去のマニュアルを着実にストックしてきたから。
昨日の自分達が今日の社員である
店舗サクセス(運営サポート)
●教育コンテンツは動画にまとめればいい
●トラブル対応だけ速やかに対応できればOK
→加盟店が増えれば、加盟店同士でアドバイスし合えるので、コミュニティができ、トラブル対応ができる
●むしろ既存店舗が2店舗目、3店舗目を出せばほぼ不要
本部構築
●集客のみ常に全員で考える必要がある
●しかし、だからといって多くの人員が必要なわけではない
→各分野のプロフェッショナルが必要なだけ
●法務も税務も最初から完璧にしておけば後から面倒事になることもない
→カルノリでは、35店舗になった今でも、お金で揉めたり未納だったことがない
まとめ
1. 加盟店獲得 →カット
2. 店舗開発 →多少必要
3. 店舗サクセス →多少必要
4. 本部構築 →多少必要
=『限られた人員だけで担うことが可能』
対外的基本戦略である、『量より質を追う』
社内的基本戦略である、『真逆をいく』
カルノリでは、徹底した仕組み化によってこの二つの戦略を実現し、周りから見たら一体どう上手くやっているのかがわからないくらい鮮やかで芸術的な運営が可能になっている。
すなわち、圧倒的高利益率体質の経営が可能となっているのだ。
『無駄を極限まで省き、利益を最大化する』
これはどんな組織運営でも大事な考え方だ。
圧倒的なスピードで成長を続けるカルノリの裏側には、誰よりも徹底した仕組み化が隠されていた。
【勇流】事業作りの学校、開講しています!
上記の内容や、他の失敗事例、成功事例の共有、事業の作り方は
『事業作りの学校』でお伝えしています!
ご興味のある方は覗いてみてください!
