6/26(木)東京講義レポート

講師:髙木 星哉 さん

株式会社VIVNAL 代表取締役
メディアジャパン株式会社 取締役
年齢:29歳
事業内容:映像制作、CG制作、SNS運用代行、カフェ事業

目次

カフェ事業を始めた理由と背景

●元々は映像・クリエイティブ領域の仕事をしていたが、クライアントに対して「実業」を知らずにSNS運用のアドバイスをすることに疑問を感じ、自身で店舗を持つことを決意。

●スイーツ好きという自身の強みも活かせると考え、カフェを選択。

●地元に「人が集まれる場所を作りたい」という思いから、DIYで物件改装。床のレベリングなども独学で対応。

1店舗目での学びと挫折

●初期投資を抑え、DIYで作り上げた店舗。

●開業当初は周囲の応援もあり順調だったが、SNS集客の弱さとメニューのミスマッチにより売上が低迷。

●地域特性(マダム層が多い)を考慮したメニュー設計や空間づくりの重要性を痛感。

2店舗目立ち上げとブームの追い風

●シーシャ屋跡地に出店。立地の良さ(大通り)と家賃の安さ(6万円)が魅力。

●社内スタッフから「アサイーボウルやってみたい」との声があり、流行を社内でキャッチアップ→即商品化。

自社で映像・SNS・メニュー撮影が完結する体制が強み。流行の波にうまく乗り、黒字化。

TikTokバズと運要素

●TikTokで「まずいアサイーボウル」がバズり、「逆に食べてみたい」需要が発生。

●競合の炎上が逆に追い風に。夏以降も売上が持続。

●「クリエイティブ力だけでなく、運とタイミングの要素も大きい」と冷静に分析。

3店舗目とフランチャイズ展開への布石

●現在3店舗目(心斎橋)をオープン。フランチャイズ化を見据えて、仕組み・データ化・再現性の構築に注力中。

現在の取り組み(仕組み化・データ活用)

・Google口コミの増加施策:
・声かけスクリプトを標準化
・配膳時に「映える写真が撮れる」よう照明や配置を調整
・写真付き投稿を推奨 → クチコミ400件突破(4.9評価)
・MEO対策・動線分析
・集客チャネルのヒアリング(Instagram、TikTok、Google口コミなど)
・どのチャネルが効果的かデータ収集
・接客力重視
会話の多い接客でリピート率UP
・説明を省くお客様の増加 → 再来訪を実感

得られた気づき・今後の課題

・「地に足のついた経営」が必要
・これまでの成功は運・スピードに支えられた部分も多い
フランチャイズ化には再現性・標準化が不可欠
・勉強よりも実行重視
・経営知識は「出てきた課題に応じて学ぶ」スタイル
失敗→学習→改善のループが最大の成長機会

質疑応答からのハイライト

Q:全店舗で対応は変えている?
→「立地・客層・構造」が違えば、接客方法・会計フロー・内装までも全て変えている。
今後フランチャイズ化には統一化と標準設計が課題。

Q:経営を学ぶとは?
→「まずは行動→出てきた課題に対して学ぶ」姿勢で乗り越えてきた。フランチャイズ展開を通じて、本質的な経営力を身につけたい。

今後に向けて

●3店舗目をモデルケースとし、フランチャイズ展開を現実的に設計するフェーズへ。

●SNSだけに頼らず、地道な口コミと接客をベースに、地域に愛される店づくりを継続。

●「熱量・行動・再現性」を武器に、今後の事業拡大に挑戦。

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この記事を書いた人

勇 翔太のアバター 勇 翔太 次世代株式会社 代表取締役

はじめまして、次世代株式会社、代表の勇(いさみ)と申します。私は平成元年生まれで3児の父、児童施設出身です。人脈・お金・学歴なしの状態から19歳で起業し、自分で商売をおこなってきました。就職した経験はありません。チャレンジと失敗だけは誰よりもしてきました。事業も50個以上はおこなってきました。社会の光と闇、両方を見てきました。それでも今なお、失敗の連続です。でも、だからこそ『私にしかできないこと』があると考えています。若者がより活躍できるよう、まずは私自身が誰よりも挑戦し、次世代の豊かな未来を創るために行動します。

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